上司の黄色脳は「無責任な人」に映ることがある

黄色(コンセプト型)思考は次から次へとアイディアが浮かび、合理的な根拠無くゴールが見えてしまいますが、その実現プロセスには無頓着である傾向があります。

そのため、黄色顕性の上司は「いいように」「適当に」「あとはよろしく」と詳細を一切伝えず、非常に抽象的な指示を出すことが多く有ります。 黄色潜性の部下は、こうした指示では具体的にどうしたらよいのか解らず、戸惑ってしまいます。

また、黄色脳は次から次へと新しいアイディア、考えが浮かんでくるため、さっき思いついたことをずっと覚えているということは苦手です。 指示を出したとしても、指示を出したことそのものを忘れていることも多くあります。

そのため、部下から、「指示を出しても覚えていない、適当なことしか言わない、いい加減な人」と映ることがあります。

黄色(コンセプト型)思考顕性上司が気をつけるべきこと

黄色潜性の部下は抽象的な指示だけだとその意味を把握できないことが大半です。自分が細かな指示を嫌うからと言って、部下も大雑把な指示を好むわけではないということを理解しておく必要があります。

青顕性の部下には「目的」を、緑顕性の部下なら「プロセス」を、赤顕性ならばその仕事をやることで「誰が喜ぶか」を伝えることで、黄色脳が思い浮かべたゴールを実現してもらうことができます。

黄色(コンセプト型)潜性の部下が気をつけること

黄色顕性の上司はプロセスにはあまり興味がありませんし、詳細を質問されることをあまり好みません。また、「後は任せる」というのは本気で言っていることが多く、「逐一許可を求める必要は無い」と思っていることも多くあります。ただ、遠くのゴールだけを見ていたいのが黄色脳です。 黄色顕性の上司に報連相する場合は、結論・ゴールだけを伝えることが重要です。

目的やプロセスについては上司に聞きたいことがあれば質問が飛んできます。質問に答えるだけで問題はありません。 とはいえ、指示された内容を理解しがたいこともあると思います。その場合は「例えばこういうことですか?」と例えを出しながら質問していき、疑問を明らかにしていきます。ただし、できるだけ短い時間、長くても15分以内で終わらせないと、黄色脳は途中で飽きてきて、話を聞くことが辛くなる傾向があります。

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