思考特性の違い よくある質問 間違った使い方 / 2018.08.27
円グラフの形が同じで棒グラフの数値に大きな差がある場合は?
エマジェネティックス®プロファイルは、一番上に円グラフ、その下に思考特性の棒グラフと、行動特性の棒グラフ、計3カ所で構成されています。
思考特性の円グラフは、どんな考え方をする傾向があるのか、思考のシェアを表しています。
思考特性の棒グラフは、各思考の脳を、どの程度使おうとしているか?というエネルギーを表しています。
円グラフの形が似ている人通しは、コミュニケーションスタイルが似ており、話が通じやすく、普通が似ています。
しかし、円グラフの形が似ていたとしても、思考特性の棒グラフの値に大きな差があることもあります。
エマジェネティックス®研修を受講された方で、「円グラフがそっくりなのに、全然違う気がするのはなぜですか?」という質問があります。
多くの場合は、棒グラフで表されるパーセンタイルの数値の違いが原因です。
棒グラフは、その脳を使おうとするエネルギーです。
例えば、緑(構造型)シングルのプロファイルのAさん、Bさん
AさんもBさんもこの図のように緑(構造型)シングルのプロファイルです。
構造型(緑脳)の特性として、2人とも「決められたことを決められた通りにすることを好む」傾向があります。
おそらく2人は話が良く合うと思われます。
しかし、棒グラフで緑のパーセンタイルを見ると、Aさんは95パーセンタイル、Bさんは30パーセンタイルです。
緑脳(構造型)を使おうとするエネルギーは2人で差があります。
これは、Aさんの方が、「よりきっちりと確実に」決められたことを決められた通りにやりたいというエネルギーが強く、 Bさんの方が「まあ、いいっか」と時々思ってしまうことがあるということを示しています。
この違いがある故に、2人の特性が異なって見えることがあるのです。
マニュアル通りの仕事を要求されていても、Aさんの方がマニュアルに間違いがないか、チェックしながら進めることが多いため、ミスは少なくなる傾向があります。
Bさんはチェック漏れが起きることもあり、Aさんよりはミスが多い可能性があります。
Bさんは、決められたことを決められた通りにやると気持ちがよいと感じますが、決められた通りにやりたいというエネルギーはAさんよりも少ないのです。
エマジェネティックス®プロファイルは円グラフだけを見ても正しくは理解できません。
棒グラフの部分も一緒に見ないとだめなのです。
エマジェネティックス®(EG)研修を受講し、各特性を理解することで、上司や部下でありがちな問題の解決につながります。
日々、エマジェネティックス(EG)で学んだ特性を意識し、自分の特性と相手の特性について「色で考える」ことを習慣化してください。
そうすれば、エマジェネティックス®研修で学んだ内容を実践的に活用できるようになります。