リーダーは右よりでないとダメでしょ

エマジェネティックス®研修を受講された経営者や経営幹部の方から、こんな質問をお聞きすることがあります。「リーダーは右よりでないとダメでしょ」これは大きな誤解です。

danymena88 / Pixabay

確かに多くの企業で「リーダーシップ研修」などの名前で行われている研修の中に、人前でスピーチをする研修、グイグイ引っ張っていくことを求める研修、議論を仕切る研修、臨機応変に対応する研修などが行われています。

そのため、多くの人が「人前で話をすることを得意とする」自己表現性右寄りであることや、「メンバーを引っ張っていくことを好む」自己主張性右寄り、「変化をどんどん受け容れることを好む」柔軟性右寄りがリーダーにとって必要な特性であると考えている人が多いようです。

しかし、自己表現性右寄りの上司は話上手であることが多いかわりに、聞き下手であるとが珍しくありません。部下の話を聞いてくれない上司を、部下は信頼するでしょうか?

自己表現性左寄りの上司は聞き上手であることが多いです。

自己主張性右寄りの上司は、何かあれば方向性を強烈に指し示してくれます。トラブル発生時には頼もしく感じるかもしれません。

しかし、部下が「こうしたい」と言っても、「いや、こっちの方がよい」と意見を受け容れることなく、強要されることも珍しくありません。

自己主張性左寄りの上司は、部下がやりたいと言っていることの多くを否定することなくやらせてくれることが多いです。

部下からすると、そうした上司は何でもやらせてくれる上司にみえるでしょう。

柔軟性右寄りの上司は、突発的なトラブルが起きても動じることなく対応することが多いでしょうが、決められたことを守り続けることは苦手です。

朝指示したことを昼に変更し、夕方にはやめてしまうこともあり、部下からするといい加減な上司に映るかもしれません。

柔軟性左寄りの上司であれば、一度出した指示をコロコロ変えるよりも愚直に追いかけることを好むことが多く、安定感のある上司に見えるでしょう。

このように、どんな特性がリーダーに適していると言うことはありません。

どの特性にもリーダーとしての強みと、弱点があります。

重要なことは、自分の特性=強みを理解して、自分の強みを活かしたリーダーシップスタイルをとることです。同様に、自分の弱点を理解して、どのようにカバーするかを考えながらリーダーとして活動すればよいということです。

エマジェネティックス®(EG)研修を受講し、各特性を理解することで、上司や部下でありがちな問題の解決につながります。日々、エマジェネティックス(EG)で学んだ特性を意識し、自分の特性と相手の特性について「色で考える」ことを習慣化してください。そうすれば、エマジェネティックス®研修で学んだ内容を実践的に活用できるようになります。

▼セミナーのお申し込みはコチラ▼

タイトルとURLをコピーしました