エマジェネティックス®研修の後、よく耳にする間違いが、「構造型顕性だから真面目に見える」「コンセプト型顕性だから面白い人と思われる」というものです。
思考特性は頭の中でどのように考える傾向があるか?どんな思考を好むか?を表していますが、頭の中のことなので他の人からどう見えるか?はわかりません。

geralt / Pixabay
人からどう見えるか?を表しているのは「行動特性」です。
緑(構造型)顕性の場合、ルールから逸脱することを「好まず」、ガイドラインに沿って行動したいと「考える」傾向があります。
しかし、ルールから逸脱しないとは限りませんし、ガイドラインにそって行動するとも限りません。
どう行動するか?は思考特性ではわからないのです。
他人からどう見えるか?は、見えている「行動」からしか判断できません。
したがって、どのように見えるのか?は行動特性でしかわかりません。
また、思考特性については、他人から見た時にはその人の特性によって見え方が異なります。
ある特性から見ると「真面目」と映ることも他の特性から見ると「杓子定規」と映ってしまうことがあります。
ある特性から見ると「面白い」と感じても、他の特性からみると「非常識」と感じることもあります。
つまり、思考特性が○○だからといって、××に見えるとは言えないのです。
エマジェネティックス®(EG)研修を受講し、各特性を理解することで、上司や部下でありがちな問題の解決につながります。
日々、エマジェネティックス(EG)で学んだ特性を意識し、自分の特性と相手の特性について「色で考える」ことを習慣化してください。
そうすれば、エマジェネティックス®研修で学んだ内容を実践的に活用できるようになります。
岡本 興一
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