同じ「急いで」と言っても時間が違う

自己主張性 右寄りはゴールまで早くたどり着きたいと考える傾向があります。何か仕事をするときでも、直ぐに始めようとします。 しかし、自己主張性左寄りは失敗したくない、間違いたくないと思うし、仕事は最後までやり遂げてから次に進みたいと考える傾向があるので、何かを始めるのに時間がかかる傾向があります。 そのため、上司から部下に対して、「急ぎで○○の仕事をやっておいて!」と頼んだ場合、「急ぎ」が意味する時間の感覚が、「今すぐ」「10分後」「1時間以内」「今日中」と、自己主張性の違いによって異なります。   自己主張性が右にいけばいくほど、「直ぐ」とは間髪いれずに「今」という感覚に近くなり、左に行けば行くほど、そうは言っても今ややっている仕事が終わってから・・・と「先」でもよいという感覚になります。 そのため、指示を出した上司が右寄りで、部下が左寄りであった場合、「『直ぐ=今すぐ』と指示したのに、全然取りかからない。言うことを聞かない部下だ!」と見えることがあります。 逆に、指示を出した上司が左寄りで、部下が右寄りである場合「『直ぐ』とは言ったが、いまやっている仕事を途中で中断するなんて、何を考えているんだ!」と感じることがあります。 そのため、スピードの違いがあるということを念頭に、指示を出す場合は、何時までにその仕事が終わらねばならないのかを明確にしておくと、自己主張性の違いにかかわらず、期待するスピードで仕事を進めてもらうことが出来ます。 また、部下も「何時までに?」を質問することで、上司の指示に応えることが出来ます。   エマジェネティックス®(EG)研修を受講し、各特性を理解することで、上司や部下でありがちな問題の解決につながります。 日々、エマジェネティックス(EG)で学んだ特性を意識し、自分の特性と相手の特性について「色で考える」ことを習慣化してください。 そうすれば、エマジェネティックス®研修で学んだ内容を実践的に活用できるようになります。  

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