上司の黄色脳は「人としてだめな人」に見えることがある

黄色(コンセプト型)脳は次から次へとアイディアが浮かんだり、興味の対象が次々と移っていったりします。 そのため、思いついたことを常に頭に留めておくことは出来ません。 あまりにも多くの新しい発想、アイディア、考えが浮かび、あまりにも頻繁に興味の対象が移っていくために、一度「良い」と自分で思ったことでも、ずっと記憶に留めておくことは困難です。 そのため、「○○やっておいて」と自らが指示したことや、「○○って良いよね」と発言した内容も、ずっと覚えていることは難しく、「あれ、そんなこと言ったっけ?」と言われることも珍しくなく、「さすが俺!良いこと言っているんだね~」と覚えていなかった発言について自画自賛することも多々あります。 興味の対象が次々と移っていくことから、良く忘れ物、なくし物をしてしまう傾向があります。 片付けようと行動している途中で、新たな興味が湧いてきて、その新しい興味の対象に気を取られている間に片付けることを忘れてしまうのです。 待ち合わせ時間についても、つい、5分前まで覚えていたのにコロッと忘れてしまい、結果的に遅刻するということがあり、時間にルーズな人と思われていることが珍しくありません。 こうした特徴があることから、黄色潜性の方からすると「人としてダメな人」「社会生活不適格者」だと思われてしまうことがあります。

黄色(コンセプト型)思考顕性上司が気をつけるべきこと

黄色潜性の部下は社会生活を営む上では「○○して当然」「大人なら○○するのが当たり前」と考えている事が多いことを理解しておく必要があります。そしてこれらは「思考特性」による違いがあるとは思わずに、「誰しも訓練によって身に付けることが出来る」ことであるので、その訓練をしていない人は「だめな人」と考える傾向があります。 特に、会社のルールは思考特性や行動特性に関わらず守らねばならない事であり、それができないことは社会人として不適格と思われがちです。 しかし、EGでは能力を測っていませんので、黄色潜性だからといって「できない」わけではありません。自らの黄色脳を使って他の色を補うことは出来るはずです。 自由な発想で決められたことを決められた通りに実行する方法を考え、やってみてください。

黄色(コンセプト型)潜性の部下が気をつけること

黄色顕性の上司はとても「自由奔放」「ルール無視する人」に見えることが多くあります。 しかし、これは自ら無視しているわけではなく、自分でも覚えていないことが多いということを理解して下さい。それは黄色の特性であって能力や人格とは関係ありません。 一見「自由奔放」に見える上司が楽しそうに仕事をしていれば、きっとビックリするような決して誰も思いつかない問題の解決策が出てきたり、新商品のアイディアを提示されたりします。 黄色顕性の上司をもつ部下であれば、上司の黄色脳を活かして、黄色がルールを覚えていなくてもルールを守ることが出来る仕組み、方法を考えてあげるとお互いのストレスが無くなります。 「○時~会議です」と約束するだけではなく、5分前になったら「あと5分で会議ですのでお願いします」と一言声をかけてみてください。 「お願いしていたあの案件ですが、明日が締切なので、お願いします」 ちょっとだけ、リマインドしてあげるだけで時間を守り、規則を守ってくれますから、部下としての仕事もはかどりますし、ストレスも軽減できるはずです。   エマジェネティックス®(EG)研修を受講し、各特性を理解することで、上司や部下でありがちな問題の解決につながります。 日々、エマジェネティックス(EG)で学んだ特性を意識し、自分の特性と相手の特性について「色で考える」ことを習慣化してください。 そうすれば、エマジェネティックス®研修で学んだ内容を実践的に活用できるようになります。

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