上司の緑思考は指示したとおりにやって欲しい

緑(構造型)思考は「決められたことを決められたとおりに実行する」ことを好みます。 緑成功顕性の部下であれば、上司から指示された仕事については、できる限り手順が明確であること、終了時点の形が明確に示されていることを好みます。

手順やガイドラインが明確であれば、その手順やガイドラインに沿って仕事を進めると「きちんと仕事をできた」と感じる傾向があり、逆に、手順やガイドラインに従うことが出来なかったときは「失敗してしまった」と感じてしまう傾向があります。

詳細な手順やガイドラインを示さずに「適当にやっておいて」「良いようにやっておいて」という、抽象的で曖昧な指示を出す上司を見ると、「信用できない」「いい加減」「無責任」と感じることもあります。

ヒトは「自分の普通の他人の普通は同じはず」とつい考えてしまう動物であるため、緑思考顕性の上司は、自分が部下であった時に「こう言ってもらえると嬉しい・やりやすい・モチベーションが上がる」と思って、できるだけ詳細なプロセス、できあがりのイメージを用いて部下に指示を出す傾向があります。

逆に、折角丁寧に指示を出したにも関わらず、部下がその指示の通りに実行しなかった場合、「仕事を丁寧にやらないダメな奴」と感じてしまうこともあります。

緑(構造型)思考顕性上司が気をつけるべきこと

緑潜性の部下は「ゴール(目的・目標)さえ達成できればよく、ゴールまでのプロセスは自分で考えてやりたい」と感じていることがあります。緑潜性で且つ黄色顕性であれば、「プロセスを決められているだけでやる気が出ない」と感じることも珍しくありません。

仕事でいえば「ゴール(目的・目標)さえ達成できればよい」は真実です。同じ結果を出せるのであれば、そのやり方が複数あっても構わないはずです。 部下が青顕性であればその仕事の「目的」を伝え、且つ、「なぜ、このようなプロセスで実行すると効率的なのか」を説明しましょう。赤顕性ならばその仕事のやり方(手順)で実行することで「誰が喜ぶか」「誰に迷惑がかからなくなるのか」「その手順で実行しなかった場合に迷惑をかけてしまうのが誰か」を伝えます。

黄色顕性ならば新しい仕事のやり方を覚えることで、部下が「どのように進化できる」のかを伝えるとモチベーションがあがり、能力を発揮してくれます。

緑(構造型)潜性の部下が気をつけること

緑顕性の上司から依頼される仕事の多くは「やり方」が明確になっていることが多く、場合によっては「細かい」と感じることがあるかもしれません。

しかし、緑思考から出されるプロセスは、「過去に成功したやり方」「失敗しなくてもよい方法」を踏襲しています。とにかく一度上司の言うとおり、そのまま真似をしてやってみれば、「なぜそんなやり方をしろと言っているのか」「そのやり方によって誰が困らなくて棲む(喜んでくれる)のか」「自分の知らなかったやり方」がわかります。 まずは指示されたことを指示されたとおりに実行してみましょう。 そうすることで、必ずその心がわかるようになります。

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