脳神経科学の研究によって、人間の脳は心地よいと感じると発達し、嫌な気持ち、不快感を抱くと縮小することがわかっています。
つまり、できないことに着目して「○○がダメだ!」と叱っても、心地悪く感じればニューロンが発達するよりも縮小していく可能性が高く、なかなか出来るようにはならないということです。
昔から、「褒めて伸ばせ」と言いますが、褒められれば気持ちが良くなるので、ニューロンが発達し、出来なかったことも出来るようになったりするのです。
これは、大人であっても子供であっても同じです。
親として、上司として、先輩として、子供や部下、後輩に指導する時は、できないことに着目するのではなく、できることに着目して褒めることが、成長を促進させることになることが脳神経科学でわかっているわけです。
実際、いろんなセミナーや書籍で褒めることを推奨しています。
裏を返すと、それだけ褒めることを苦手だと感じている人がたくさんいるということでしょう。
褒めることを苦手だと言っている人に話しを聞くと、「褒めるべきところが見当たらない」「何を褒めたら良いのかわからない」という意見を聞くことがとても多いように感じます。
そんな人にこそ、エマジェネティックスがお薦めです。
エマジェネティックスで示す特徴から、その人の持つ強みがわかります。
その強みを褒めなくても、「認める」だけで、相手は褒められた様に感じます。
最初はそれだけで構いません。
青:論理的で合理的な意見を出してくれるね
緑:きっちり、丁寧にしてくれるね
赤:いろんな人に気配りをしてくれるね
黄:斬新なアイディアを出してくれるね
これは、エマジェネティックスが示す特長を単に述べているだけです。
ところが、これを言われた人は嬉しく感じますし、褒められたように思いませんか?
特性を認めることは、そのまま褒めることなんです。
もし、部下やこどものことを褒めたいけれど、どこを褒めたらよいか解らないというなら、その人のプロファイルを見てみましょう。
プロファイルが示す特徴を言葉にして、認めるだけで、それが褒めることにつながるのです。
気がつくと、部下もこどもも成長しています。
自分が自分であることを認めてもらえれば、力を発揮して、どんどん成果を出していくことになるからです。
エマジェネティックス マスターアソシエイト
エマジェネティックスインターナショナル ジャパン COO
株式会社EGIJ 取締役副社長
略歴:大阪大学工学部(品質評価工学専攻、卒論テーマ:「ビーム要素を用いた有限要素法解析による繊維強化複合材料剥離進展シミュレーション」)卒業後、商社にて鉱産物の輸出入に携わる。
IT系ベンチャー企業役員を経て独立、10年間経営した会社を倒産させた後に株式会社EGIJに参画。
日本におけるエマジェネティックス普及のために奔走中。