時々頂戴する質問です。
「この二人のプロファイル、二人とも同じ色を顕性としているのに、全然かみ合わないのは何故ですか? プロファイル間違ってませんか?」
過去にこうした質問を戴いた場合のプロファイルは、円グラフの形は似ていても、思考のパーセンタイル(棒グラフ)の数値が異なることばかりでした。
例えば以下の様な事例です
最初のプロファイルは、緑が95パーセンタイル(86%)
二つ目のプロファイルは緑が30パーセンタイル(67%)
二人とも緑シングルという点では同じです。
ですから、二人とも決められたことを決められたとおりにやりたいと思いますし、決められた通りに実行できるととても嬉しく感じることが多いはずです。
しかし、どの程度精緻に決められたとおりに実行したいか?という度合いは、パーセンタイルが影響します。
思考のパーセンタイルは、その脳を使おうとするエネルギーです。
95パーセンタイルの方は、緑の脳を使おうとするエネルギーが大きいので、かなり精緻に決められたとおりでありたいと願うことでしょう。
しかし、30パーセンタイルの方は、緑の脳を使おうとするエネルギーはそれほど大きくありません。それほど厳密でなくても構わないと思うことが大半です。
そのため、30パーセンタイルの方から95パーセンタイルの方を見ると「細かい」と感じるでしょうし、95パーセンタイルの方から30パーセンタイルの方を見ると「いい加減」と感じる可能性が高いでしょう。
これが、プロファイルの似ている二人がかみ合わない理由です。
それでも、二人とも決められたことを、決められた通りに実行できると嬉しく思い、心地よく感じる傾向があります。
プロファイルを見れば、なぜ、そうなっているのか、実はよくわかるのです。
プロファイルを見るとき、円グラフだけを見てしまう人が多いのですが、円グラフと棒グラフ、両方を見る必要があります。
そうしないと、正しく理解することができないことも多いのです。

エマジェネティックス マスターアソシエイト
エマジェネティックスインターナショナル ジャパン COO
株式会社EGIJ 取締役副社長
略歴:大阪大学工学部(品質評価工学専攻、卒論テーマ:「ビーム要素を用いた有限要素法解析による繊維強化複合材料剥離進展シミュレーション」)卒業後、商社にて鉱産物の輸出入に携わる。
IT系ベンチャー企業役員を経て独立、10年間経営した会社を倒産させた後に株式会社EGIJに参画。
日本におけるエマジェネティックス普及のために奔走中。