青い話:やっぱり PDS がしっくりくる

青い話:やっぱり PDS がしっくりくる

今回「も」青い脳 全開の話題です。
青脳顕性以外の人には、全く興味のない話になるかもしれません。
しかも、内容そのものは、ほとんどEGには関係ありません。
青い脳は、こんな風に考えるというサンプル程度に捉えて貰うとよいかもしれません。

日本では「PDCA」サイクルという言葉がよく使われます。
一般的には以下の略だと説明されていることが多いです。

P(Plan) :計画
D(Do) :実行
C(Check):評価
A(Action):改善

参考:PDCAサイクル

PDCA Cycle
Karn-b – Karn Bulsuk (http://www.bulsuk.com). Originally published at http://www.bulsuk.com/2009/02/taking-first-step-with-pdca.html, CC BY 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/4.0>, via Wikimedia Commons

実は、岡本の青思考は、この「Check:評価」「Action:改善」という解釈が、どうしても納得できませんでした、。

本来、Checkとは、Planされた内容が、Plan通りにできたかどうかを確認する作業でしょう。
ところが「評価」となってます。
評価するということは、どこまで出来たのか、何が悪かったのかを考えるという意味が含まれていると感じます。
それなのに、次のステップで、「Action:改善」とあります。
何が悪かったから、次どうするか?を考えるのが改善だと思いますが、「Plan:計画」に戻るとされています。
次どうするか?を考えるのは「Plan:計画」であると思うので、言葉の使い方としておかしいとずっと思ってました。

最近、マネージメントの専門家の間では、「『PDCA』は古い!今は『OODA』だ」と主張されている方が多数出てこられました。
OODAループは以下の略と言われています。

O(Observe):観察
O(Orient):情勢への適応
D(Decide)意思決定
A(Act):行動

参考:OODAループ

OODA Loop
Patrick Edwin Moran, CC BY 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/3.0>, via Wikimedia Commons

OODAループは、軍事的な考え方から生まれたと言われています。
軍事行動においては、どんなにPlanしていても、現場ではその通りにはいかないことが当たり前です。
想定していなかった状況に遭遇します。
PDCAは、想定した状況下で、計画通りに行動して、期待する成果を得ようとするループだと思います。
しかし、軍事の世界では全ての状況について想定するなど不可能で、想定外の事態が起こるのが当たり前です。
そのため、現場の状況に合わせて、臨機応変に対応することが求められるということから、計画よりも先に観察せよというループが提唱されたそうです。

ちなみに、日本で「PDCAサイクル」という言葉が広まったのは、日本科学技術連盟(日科技連)による影響と言われます。
日科技連は製造業に従事する会社が作り運営している団体なので、製造現場における改善活動という点では、使いやすかったのだと思います。

しかし、製造現場以外のビジネスの現場では、軍事行動と同じく、計画通りにはいかないことが多く、いろんな状況を予め想定することは不可能なわけです。
更に、日本の産業構造も大きく変化し、製造業(第2次産業)よりも圧倒的にサービス業(第3次産業)の割合が増え、技術革新や競争環境の変化によって、PDCAでは対応しきれない事象が増えてきたという事実もあるでしょう。

エマジェネティックスのプロとして見ると、OODAループを回すのは重要ですが、どうしても具象的思考に引きずられがちに感じます。
現場の状況を観察して行動するので、目に見えていることに引きずられるように感じるのです。
軍事でもビジネスでも、目に見えているものの裏側にあること、何が見えていないか?に着目する必用があるのに、訓練された人でなければ、なかなかそんな思考をしないのではないか?と個人的に感じます。

「戦略」というのは、未来の理想像に向かっていくために策定されるものだと思うのですが、現場に合わせていくだけだと、理想像を描くことが後回しになってしまい、戦略を描くのが難しくなるのでは?と思うのです。

ということで、小生の青い脳はPDCAもOODAも、完璧ではないし、適用する場所・分野はそれぞれ異なる方がよいのでは?と考えてます。

では、普遍的にいろんなところに適用出来るのはどんなモデルだろう?というと、日本でPDCAという言葉が流行るよりも先に、一般的に使われていた「PDSサイクル」の方が良いのでは?と考えてます。
※ 実は、この20年の間、ずーっとPDCAよりもPDSが良いと個人的には思ってました。

PDSサイクルはPDCAサイクルに似ていますが、以下の様になっています

P(Plan) :計画
D(Do) :実行
S(See) :評価

PDCAの「C(Check):評価」「A(Action):改善」が「S(See):評価」となっている形です。
PDSサイクルにすると、先に述べたいろんな不具合が解決すると感じています。

  1. 「S(See):評価」で具象的なところを押さえた上で、「P(Plan) :計画」で抽象化できる
  2. 戦略的思考から、具象的思考まで網羅し、理想の姿を実現させるサイクルにできる
  3. 言葉の不整合がない
  4. サイクルのどこからスタートしても良く、いろんな事象にフィットさせることができる
  5. よりシンプルで分かりやすい

さらに付け加えると、「PDCA]「OODA]のような4拍子よりも、「PDS」の3拍子の方が心地よく心に残りやすい気がします(極めて主観的な意見です)

これらは、PDCAサイクルの良い点と、OODAループの良い点を包含していると思います。

「PDCAサイクル」という言葉が一般化する前は、「PDSサイクル」という言葉の方が市民権を得ていたと思います。
ですから、個人的には原点回帰し、PDSサイクルで物事を整理したり、考えた方がよいのでは?と青い脳で考えています。
新しいものが常に素晴らしいとは限らないと思うのです。

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