世の中には、人について測定するツールが多数有ります。
最近は、人の特徴を簡便に楽しく測定するツールと、時間はかかるが「詳細に」分析、提示するツールが多いように感じます。

前者の簡便で楽しいツールで、流行しているものの多くは、残念ながら非科学的なもので、「占い」と大差がありません。
楽しいけれど、分析結果とは別の自分を強く感じたり、そのツールの診断結果を用いたコミュニケーションに問題が生じることが多かったりします。
特徴を詳細に分析、提示してくれるツールは、科学的なものが多く、信頼できるものが多いと感じます。
ただ、情報量が多すぎて、覚えられないものが大半です。
自分の特徴を詳細に示してくれたレポートは、非常に有益に感じます。
しかし、自分でも全ての内容を覚えるのが難しいことが大半です。
まして、他人の詳細レポートを読むと、読んだ直後は覚えていても、時間が経つと忘れることが多く、まして、複数の人物の特徴を正確に覚えておける人は極めてまれです。
社会人として仕事をする人で、職場の人間関係を「悪くしたい」と思っている人はいないでしょう。
できることなら良好な人間関係を築きたい、保ちたいと誰しも願っていると思います。
ところが、対人関係は簡単に壊れてしまいます。
壊れる理由の多くは、人に関する誤解です。
自分と異なる脳の使い方をする人の発言や行動をネガティブに評価し、そうしたネガティブな発言や行動をする人を悪人、嫌いな人、駄目な人と判定してしまうのです。
参考:人はなぜ、他人に悪感情を抱くのか?

しかし、脳の使い方が違うと、何を良いと思っていて、何を悪いと思っているかが異なります。
誰しも、良かれと思って発言、行動しているのですが、相手のことを正しく理解していないと、悪意があるとか、配慮が足りない人物であると「誤解」してしまうのです。
そして、日常の中のある「瞬間」に「無意識下」で、他人に対してネガティブな印象を抱きます。
ここをコントロールすることはできません。
ですが、嫌だなと思ったとき、「なぜ、自分は嫌だと思ったのか?」と立ち止まることは、訓練で頻度を上げることができます。
この、「立ち止まって考えること」によって、相互理解が深まります。
相互理解があると、誤解が減り、対人関係の問題が大きく減少します。
逆に言えば、相互理解がないと、対人関係の悪化を防ぐことはできません。
従来、相互理解を促進するために、コミュニケーションをとればよいと言われていました。
科学的に言えば、コミュニケーションを「正しく」とることが必要であって、誤解をしたまま誤解を広げるコミュニケーションの量を増やしてしまうと、対人関係は逆に悪化します。
相互理解を深めるためにコミュニケーションを増やすというよりも、個性に対する理解を深めた上で、コミュニケーションの量を増やし、さらに相手のことを知っていくというプロセスが必要なのです。
さて、相手のことをネガティブに感じた時、相手の特徴を資料を見なくてはわからないという状態で、確実にその資料を探して、チェックする人はどれだけいらっしゃるでしょう?
日常の中のある「瞬間」に「無意識下」のネガティブな感情は、わざわざ資料を確認しようという動機には繋がりにくいのではないでしょうか?
多くの場合、相手に対して負の感情を抱いたままになり、その負の感情が積み上がることになります。
そのため、「覚えなくてもカンペを見れば良い」「AIを活用したアプリで代替すれば良い」というご意見をお伺いすることも多いのですが、個人的には全く賛同できません。
そんなカンペ、アプリ、実際には使わないでしょ?と思うのです。
現場で一般のスタッフが日常的に利用するためには、資料をチェックしなくても理解できることが必要だと思うのです。
エマジェネティックスは、この点が非常に優れています。
科学に基づくツールで、信頼度の高いツールでありながら、レポートは小学校5年生でも理解可能で、非常に簡単です。
7つしか指標がないので、誰でも簡単に覚えることができます。
A4の紙1枚で表現されており、「一目で」どんな人かわかります。
そのため、相手の特徴を暗記していなくても、7つの指標がどうなのか、相手に質問したり、A4の紙を一瞬確認するだけで相手のことを理解できます。
しかも、同じ部署の同僚、上司など、日常的に接する人の特徴は、自然と暗記できてしまう人も珍しくありません。
相手の特徴を簡単に覚えておけること、忘れても即確認できるという特徴こそ、他のツールにない、エマジェネティックスの最大の長所だと思います。
AIの発展により、翻訳アプリを使えば外国人とコミュニケーションが取りやすくなりました。
しかし、アプリに入力し、確認する手間が必要であり、時間が必要であり、言葉のニュアンスを正しく伝えることは難しいのが現状です。
そのため、外国語をマスターした人の方が、外国人とのコミュニケーションはストレスなく、且つ、有意義にできる確立が上がるでしょう。
エマジェネティックスは、語学と同様、アプリを見なくても、相手のことを瞬時に理解できるからこそ、相手に対する悪感情を残さず、対人関係悪化を防ぐことになるのです。
そうなると、誰でも簡単に使える道具になります。
組織、チームのメンバー全員が、日常的に道具として使うことで、相互理解が進み、お互いの「違い」を正しく理解し、違いを「尊重」するようになるのです。
レポートを見れば良いではなく、「レポートを見なくてもわかる」ことこそ、エマジェネティックス®が真の力を発揮する方法だと思います。

エマジェネティックス マスターアソシエイト
エマジェネティックスインターナショナル ジャパン COO
株式会社EGIJ 取締役社長
略歴:大阪大学工学部(品質評価工学専攻)卒業(1994年)後、商社にて鉱産物の輸出入に携わる。
IT系ベンチャー企業役員を経て独立(2001年)、10年間経営した会社を精算させた後に2015年株式会社EGIJに参画。
2024年9月取締役社長に就任
日本におけるエマジェネティックス普及のために奔走中。
