「エマジェネティックスって要は何なんですか?」という質問をいただくことがあります。
端的に説明すると「脳神経心理学の知見を用いて、統計によって作られた科学的心理測定ツール」となるのですが、それを聞いても「で??」って思う人が大半です。
実は、私達の「エマジェネティックス入門セミナー」を受講いただいた経営者は、100人中99.9人が「自社に導入する」と言っていただいているツールです。
セミナーを受講いただければ、そのすごさがわかるのですが、受講いただかないと、それが何なのか、何がすごいのか、どう役立つのか、簡単に理解いただくことが難しいのです。
個人的には、この「わかりにくい」ということが、エマジェネティックス®の普及を妨げる最大の要因の一つだと思っています。
普及しているものの代替ということなら、すぐにイメージがつきます。
でも、普及していないので、それが何か? どう役立つのか? それを使うと何がよくなるのか? がピンとは来ないのです。
日本においては、プロファイリングツールそのものがほとんど普及されていません。
○○占いのようなもので、類型化してしまうことはありますが、科学的に診断するツールで、メジャーな物はほとんど存在していません。
エマジェネティックスを知らないと、コミュニケーションがうまくいっていない理由を個人の「コミュニケーションスキル」が足りないからだと言う人が少なくありません。
ところが、エマジェネティックス研修を受ければ、コミュニケーションに能力はないということがわかります。
仕事をしている限り、何かの問題が起きます。
問題が起きないのは仕事をしていないからか、隠蔽されているだけです。
必ず、何かうまくいかないこと、障害が発生するはずです。
エマジェネティックスを理解すると、社内でおきるこうした問題は、多くがコミュニケーションエラーによって引き起こされていることがわかります。
しかし、エマジェネティックスを知らないと、コミュニケーションが悪いのではなく、個人の能力が原因とされたり、システムが悪いということにされがちです。
本当はコミュニケーションエラーによって引き起こされているのに、全然違う場所に目を奪われて、間違った対策をしていることが珍しくありません。
しかも、とても残念なことに、エマジェネティックスを知らないと、その対策が間違っているということにも気付きません。
私は、エマジェネティックスを知れば知るほど、これを一人でも多くの人に使っていただきたいという願いが大きくなってきます。
エマジェネティックスを教育現場で使ってもらえれば、学習効果が高まるだけでなく、いじめが無くなるでしょう。
職場で使ってもらうと、社内で嫌いな人はいなくなるでしょう。苦手だと思っていた人が、実は最大の見方になります。パワハラも減るでしょうし、自殺者も減ると思うのです。
だからこそ、一人でも多くの人にエマジェネティックスを知っていただきたいと、心から願っています。
エマジェネティックス マスターアソシエイト
エマジェネティックスインターナショナル ジャパン COO
株式会社EGIJ 取締役副社長
略歴:大阪大学工学部(品質評価工学専攻、卒論テーマ:「ビーム要素を用いた有限要素法解析による繊維強化複合材料剥離進展シミュレーション」)卒業後、商社にて鉱産物の輸出入に携わる。
IT系ベンチャー企業役員を経て独立、10年間経営した会社を倒産させた後に株式会社EGIJに参画。
日本におけるエマジェネティックス普及のために奔走中。