エマジェネティックス®は非常にパワフルなツールです。 正しい知識を得て正しく使えば、多くの人を幸せにしてくれますが、間違った使い方をすると甚大な被害につながりかねない強力なツールです。 過去にエマジェネティックス®の導入をしようとされた会社の「間違った使い方」の事例の一つが「ハラスメント」になってしまったというものです。
その企業では、社長がエマジェネティックス®を気に入っていただき、すぐに全社で使おう!ということになりました。 全員が「初級」と呼ばれる5時間のセミナーを受講いただき、社内で色を使った会話で溢れていました。 ところが、社長がEGを正しく理解いただいておらず、好みや特性を「能力」と勘違いしていたために、様々な問題が起きました。
- お前は○○の色が潜性だからダメなんだ
- 自己表現性を右に変えろ!
- 自己主張性左寄りは会議に出るな!
こんな発言が社長を筆頭に社内に横行するようになったのです。 エマジェネティックス®プロファイルはあくまでも好みや特性であり、能力は一切関係ありません。 生まれ持った遺伝的な部分と、その後の経験で培われた「特性」であり「個性」です。 その特性を理由に「だめな人間」「できない奴」というレッテルを貼るのは人格否定です。
こちらの会社の社員の間では、これらの社長や上司の言動を、「EGハラスメント」と密かに呼び、EGに対するアレルギー反応を示す方が大半になってしまったそうです。 社長は会社をよくしたいと思ってエマジェネティックス®の導入を決めたのに、これでは本末転倒です。
後日、社長が「認定アソシエイト育成コース」を受講いただいて、認定アソシエイト資格を取得していただいてから、状況が大きく改善しました。 社長自身が正しく理解していただき、社員一人一人の普通の違いを受け容れ、活用するようにマネージメントが変わったからです。 今では社員の皆様もエマジェネティックス®を楽しく使っていただいております。
エマジェネティックス®を活用するためには、正しい知識が必須となります。 全社員がセミナーを受講することは必須条件ですし、社長が認定アソシエイト育成コースを受講されると、さらに早く、広く、深く活用できるようになります。
エマジェネティックス®(EG)研修を受講し、各特性を理解することで、上司や部下でありがちな問題の解決につながります。 日々、エマジェネティックス(EG)で学んだ特性を意識し、自分の特性と相手の特性について「色で考える」ことを習慣化してください。 そうすれば、エマジェネティックス®研修で学んだ内容を実践的に活用できるようになります。