エマジェネティックス®とは
行動と思考の好みや傾向を数値化。
人が日常的にどのように脳を使っているか、重視する思考と取りがちな行動を数値化したプロファイルとして表現し、
仕事や日常生活の現場で簡単に利用することができるツールです。
エマジェネティックス®プロファイルは脳神経科学の研究を背景に開発された心理測定ツールで、
統計データを元に算出されます。100 の質問に回答することによって、行動と思考の好みや傾向を数値化したプロファイルが作成されます。
エマジェネティックス®プロファイルは、能力は一切測定しておらず、
あくまでもその人の脳の使い方、特性を測定しているものです。
人の行動と思考の特性を数字と色で見える化
人間が社会生活を営む動物である以上、他人とのコミュニケーションが必要となります。
ところが、2人以上の人間がいると、次のような気持ちを抱くことがあります。
「あの人とは話が合う(合わない)」
「あの人と一緒に居ると心地良い(悪い)」
「あの人は常識がない(常識的)」
「あの人は変わっている(普通)」
「なんだか嫌い(好き)」
エマジェネティックス®はなぜ、そのように感じるのかを科学的に明らかにし、
プロファイルとして数字と色を用いて表現します。
ところが、全ての人が同じものさしで評価をするという訳ではありません。
Aさんに関する評価について、Bさんからはとても高評価であるのに、
Cさんからはとても低評価であることがあります。
エマジェネティックス®は、こうした他人に対する評価や感情の違いが生まれる理由を、
科学的に明らかにしてくれるツールです。
なぜ話が通じないのか?
エマジェネティックス®を理解すると、
「コミュニケーション能力」というものは存在するわけではなく、
個人の特性や、コミュニケーションスタイルの好みが違う為に、
話が伝わらなかったり、誤解を生んでしまったりしていることが分かります。
自分とは異なる人(プロファイルが似ていない人)と会話をすると、 ネガティブな印象を抱きがちであり、
「普通」が似ている人と会話をするとポジティブな印象を抱きがちです。
このような他人に対する評価や感情が異なるのは、 個々人の特性が異なることによって生まれているだけであり、能力とは関係がないのです。
エマジェネティックス®が理解出来れば、どんな人も「良かれと思って」行動していながら、
それが伝わっていないだけであることが分かります。
プロファイルを見れば、その人の思考と行動のスタイル、嗜好が明らかになるので、
どのようなコミュニケーションの取り方をすれば、
より円滑で確実に心地よく伝わるのかが理解出来ます。
そのため、組織全体でプロファイルを共有し、互いに理解することが出来れば、
組織内のコミュニケーションが劇的に良くなるのです。
エマジェネティックス®プロファイルを正しく理解して活用すれば、
同僚やお客様、他人に対する悪感情を抱くことがなくなるだけでなく、
コミュニケーションが非常に円滑になり、人間関係が良好になる上、組織の生産性が向上します。
昨今、ダイバーシティ(多様性)経営という言葉を良く聞きますが、
普通の違いを理解し、その違いを受け容れ、尊敬し、活用することが強い組織を生むのです。