エマジェネティックス®研修を受講され、各特性について学んでいく中で、どうしても自分にとって潜性である特性については、正しく理解することが難しく、様々な誤解があります。 例えば、自己表現性左寄りの人が、自己表現性右寄りの人のことを「目立ちたがりだ」と誤解する人がいます。
こんな質問をされた事があります。 「自己表現性右寄りの人は基本的に目立ちたいんですよね?」 これは大きな誤解です。 自己表現性は「自分の感情を他人や世界に対して発信したいエネルギー」であり「人と関わり合いたいエネルギー」です。 自己表現性右寄りだと、少人数よりも大人数を、静かな環境よりも賑やかな環境を好む傾向があります。
人前で話すことに抵抗はありませんし、大きな声を出すことも多く、ことば数が多い傾向があります。 大人数を前にして話をすることに抵抗がないので、「目立ちたがり」に映ることがあるかもしれませんが、必ずしも目立ちたいわけではなく、単に自分の考えを表明したいと感じているだけですし、注目されることにそれほど大きなストレスを感じないというだけです。
感情を表現するとき、声の大きさが大きくなりがちですし、話すときの単語数は多い傾向がありますし、自分の感情を発信したいとは思っていますが、注目を浴びたいわけでも、目立ちたいわけでもありません。 結果的に目立つことは多いかもしれませんが、目立ちたいわけではないのです。
エマジェネティックスでは、「反対の特性はない。対照的な特性はある」と説明しています。
左寄りの反対が右寄りというわけではないのです。
自己表現性左寄りでも右寄りでも、自己表現はします。 そのスタイルが異なるだけです。
エマジェネティックス®(EG)研修を受講し、各特性を理解することで、上司や部下でありがちな問題の解決につながります。 日々、エマジェネティックス(EG)で学んだ特性を意識し、自分の特性と相手の特性について「色で考える」ことを習慣化してください。 そうすれば、エマジェネティックス®研修で学んだ内容を実践的に活用できるようになります。