「会社に来てセミナーをしてもらうのと公開型研修に参加するのとどちらが良いですか?」というご質問も、最近たくさん戴くようになりました。 会社において、エマジェネティックス®を活用するためには、全員がエマジェネティックス®研修を受講していることが必要です。 社長や幹部だけが研修を受講し、一般社員は受講していないという状態だと、正しい活用ができずに、問題を起こしてしまうことも多発します。
それも、エマジェネティックス®研修を受講いただければ、なるほどと理解いただけます。
そこで、エマジェネティックス®研修を受講された社長の大半から、できるだけ早期に全社で導入したいというご要望を戴きます。 ところが、公開型(集合型)研修では参加者は6名/社 までとさせていただいております。
参考:研修はなぜ、6人まで/1社 に限定しているんですか? そうすると、自己主張性右寄りの社長の多くは「一日でも早く全社員に受講させたい」と考えられる方が大半であるので、「我が社に来てやってくれ」となることが多いです。
会社にお伺いして、1社独占型で研修をさせていただくことも多いのですが、集合型研修と1社独占型の研修にはそれぞれ、メリット・デメリットがあります。
集合型研修のメリット
集合型研修のメリット・デメリットは以下のようなものがあります
1.自分の普通を出しやすい
エマジェネティックス®研修は自分の普通を知ることが必要です。 知っている人の前では、研修中に自分を出せないという人がいらっしゃいます。 しかし、知らない人ばかりだと、自分を出せるという方が大半で、エマジェネティックス®の内容を非常にスムースに、素直に受け容れやすくなります
2.「実は世の中にはこんな人もいるのだ」と受け容れやすい
エマジェネティックス®研修は、「普通」が人によって違うということを学ぶ研修です。 ところが、特に中小企業の場合、似たプロファイルの方が多く、全社でみると社員のプロファイルに偏りがあることが珍しくありません。 すると、研修中に「違い」を感じることができないという場合があったり、あったとしても、「変わった人」「特別な人」という解釈をする人がいます。 ところが、他社の方々が混じると、この偏りがかなり緩和され、多様な方々の集まりになることが大半です。 他社を見ると、あの人は少数派ではなく、あれも普通なんだと体験し、受け容れやすくなります。
3.全社員の受講完了まで時間がかかる
エマジェネティックス®研修の集合型の場合、1社あたり6名までとさせていただいております。 そのため、社員数の多い企業様にとっては、全社員の受講が終わるまでは、数ヶ月~数年かかってしまいます。
1社独占型(訪問型)研修のメリット
1社独占型(訪問型)研修のメリット・デメリットは以下のようなものがあります
1.全社員受講完了までにかかる期間を短縮できる
1回の研修で25~35名程度受講いただけるので、全社員の受講に必要な期間を短縮できます。
2.相互理解がより深く、早くすすむ
研修の受講者通しでは、あの研修であのとき、ああしてたよね!と研修後の会話が盛り上がります。 研修で学んだ内容はもちろんですが、この盛り上がりによって社内のコミュニケーションが活発になり、社員同士の相互理解が広がります。 また、社内でEGのプロファイルについて話す機会が増えることで、普段から「色」を意識した会話が増え、EGの活用が早く進みます。 社内の受講比率は浸透スピードを上げる上では、絶大な効果を発揮します。
3.学びが薄くなることがある
1社独占で行う場合、社内の人間関係が邪魔してしまい、自分の「素」を出せない受講生が出てくることがあります。 社風やその部門での人間関係などが邪魔をするのです。 そのような場合、研修を受けても「普通」の違いを理解できないことがあったり、研修中の言動、行動がプロファイルと矛楯するものになることがあります。 これは、異なる行動をとってしまう人にとっても、また、それを見ている受講生の方々にとっても、本来の学びを阻害してしまい、学びが薄くなってしまうのです。 そのため、1社独占型で行う場合でも、複数回に分けて開催し、普段から一緒に仕事をしていない人が混ざるグループで研修を行う方が、本来の学びの深さを享受できます。
集合型研修と1社独占型研修の違い(まとめ)
まとめると以下のようになります。
メリット | デメリット | |
集合型研修 | 自分の普通を出しやすい 普通の違いを受け容れやすい | 全社員受講完了まで時間がかかる |
1社独占型研修 | 全社員受講完了までの期間を短縮できる 相互理解がより深く・早く進 | 学びが薄くなることがある |
それぞれの特徴を理解した上で、どちらで社内に採り入れていくか検討いただけると幸いです。 エマジェネティックス®(EG)研修を受講し、各特性を理解することで、上司や部下でありがちな問題の解決につながります。 日々、エマジェネティックス(EG)で学んだ特性を意識し、自分の特性と相手の特性について「色で考える」ことを習慣化してください。 そうすれば、エマジェネティックス®研修で学んだ内容を実践的に活用できるようになります。