エマジェネティックス®にて表される特性によっては、同じ言葉を使ってもその解釈・意味・内容が異なることが珍しくありません。 参考:特性によって言葉の定義(意味・解釈)が異なる 例えば、緑思考(構造型)は、自分の強みを「頼りになる」ことであると考えます。 ところが、構造型を潜性としている人の中には、自分の強みが「頼りになる」ことであると主張する方がいらっしゃいます。 ところが、緑思考から見ると全く「頼りになる」とは言えないということが大半です。 これは、言葉の意味の解釈・定義が異なることから発生していることです。
以下は、初めての土地への海外出張で空港についた時の上司と部下の会話です。 上司「で、これからどうしたらいいの?」 部下「○○ホテルへ行く必要があります」 上司「どうやって行けばいい?」 部下「ネットで調べましたが、地下鉄で行けばよいと思います」 初めての土地(海外)で全く知らない場所に行き、部下も初めてであることを知っていながら「どうしたらいい?」「どうやって?」と聞く上司は、果たして「頼りになる」上司でしょうか?
緑思考にとっての「頼りになる」とは?
- 即座に具体的な実務ができる(方向性を示すことではない)
- 確実に形にすること(コンセプトを明示することではない)
緑潜性の人が考える「頼りになる」とは?
- 方向性を示す(方向が決まればあとはなんとかなる)
- コンセプトを示す(考え方が決まればあとはなんとかなる)
- 動じない(うろたえないことが大切)
このように、全く考え方が違い、解釈が違います。 抽象的な言葉の多くは、こうした言葉の意味・内容・解釈・定義が異なることを忘れないで下さい。 言葉の定義が違うので、同じ言葉を使って話をしても、全く伝わらなかったり、異なる伝わり方をすることがあるのです。
エマジェネティックス®(EG)研修を受講し、各特性を理解することで、上司や部下でありがちな問題の解決につながります。 日々、エマジェネティックス(EG)で学んだ特性を意識し、自分の特性と相手の特性について「色で考える」ことを習慣化してください。 そうすれば、エマジェネティックス®研修で学んだ内容を実践的に活用できるようになります。