エマジェネティックス®で示される「自己表現性」の違いは、様々なシーンで現れます。 自己表現性左寄りは、大人数いて賑やかな環境よりも、少人数で静かな環境を好む傾向があります。 自己表現性右寄りは、少人数で静かな環境よりも、大人数で賑やかな環境を好む傾向があります。
ある時休日出勤をしていた自己表現性左寄りと右寄りの2人の話です。 オフィスに行くと2人しかいません。 朝、顔を合わしたとき「おはようございます」とお互いに挨拶をしました。 そして、この二人はこの休日出勤の終了時に「お疲れ様でした」と挨拶するまで、ただの一言も話をしませんでした。 でも、決して、仲が悪いわけではありません。
自己表現性右寄りの人は、どうしても休日に出勤するしかない状態になり、追い詰められていました。 普段であれば、同僚と様々な会話をしながら仕事をするところですが、追い詰められた状態になっているのでひたすら集中。 パソコンを使って朝9:00~夕方17:00まで、一緒に出勤していた同僚と全く会話をすることなく過ごしたのです。
自己表現性右寄りは黙っていることはストレスになります。 当然、終日事務所で集中して実質一人で仕事をするのはストレスがかかります。
おもしろいことに、1日キーボードを打っていましたが、そのタイプする音が異常に強く、大きかったと言います。 キーボードをたたくことで自己表現していたわけです。
自己表現性左寄りの社員は、一人で集中できて充実した1日だと感じたそうです。 1日でたった2言しか会話がなくても、それが快適だったと言います。 ただ一つ、隣の同僚のキータッチの音はうるさいと感じていましたが・・・・ ちょっとしたことですが、自己表現性の違いは様々な形で現れます。 そこを知っているかどうかで、ストレスのかかり方、軽減のやり方が変わってきます。
エマジェネティックス®(EG)研修を受講し、各特性を理解することで、上司や部下でありがちな問題の解決につながります。 日々、エマジェネティックス(EG)で学んだ特性を意識し、自分の特性と相手の特性について「色で考える」ことを習慣化してください。 そうすれば、エマジェネティックス®研修で学んだ内容を実践的に活用できるようになります。