柔軟性右寄りは変化を好む傾向があります。逆に言えば、何か決めてしまうよりも、決まっていない状態をできる限り続けて、ギリギリまで選択肢が多いことを好みます。決まっていない状態でいるとエネルギーが溢れてくる感じです。 これに対して、柔軟性左寄りはできれば現状維持を望む傾向があり、物事が決まっていない状態よりも決まっている状態を好みます。物事が決まった後の方がエネルギーが溢れてきます。 チームで仕事をしている中で、何らかの課題が浮かび上がったとき、柔軟性左寄りはその課題解決方針について決まっていないと不安に感じますが、柔軟性右寄りは方針を曖昧にしてオプションが多い状態であることを好みます。 部下が柔軟性左寄り、上司が柔軟性右寄りで考えると、部下が早く方針を決めて欲しいと思っても、上司がなかなか決めてくれないということが起きがちです。部下は曖昧な状態であると不安を感じることが多く、仕事のモチベーションも上がり辛くなります。逆に、方針が一度示されれば、その方針に基づいてゴールに向かうパワーが出てくるのが柔軟性左寄りの特徴です。 部下が柔軟性右寄り、上司が柔軟性左寄りであると、左寄りの上司が早々に方針を決めてしまい、とれるオプションが少なくなった右寄りの部下は今ひとつパワーが出てこないということになりがちです。あえて様々なオプションを用意しておく方が部下のモチベーションを上げることが可能になります。 エマジェネティックス®(EG)研修を受講し、各特性を理解することで、上司や部下でありがちな問題の解決につながります。 日々、エマジェネティックス(EG)で学んだ特性を意識し、自分の特性と相手の特性について「色で考える」ことを習慣化してください。 そうすれば、エマジェネティックス®研修で学んだ内容を実践的に活用できるようになります。