構造型(緑脳)はその名が示すとおり、積み上げていく思考です。 スケジュールを立てる場合、やらねばならないことをまずはリストアップし、どれから始めるか順番を決めます。その各タスクにどれだけの時間がかかるかを考え、積み上げ時刻を記載していきます。 各タスクに必要となる時間は、ギリギリの時間ではなく、何か起きたときに遅れる可能性があることを加味して、余裕をもたせた見積もりとなります。
例えば、以下のようなセミナーに参加するための移動スケジュールを考える場合を考えてみましょう 。
1.自宅からJRの最寄り駅Aまで徒歩で移動
2.最寄り駅AからJRで駅Bまで移動
3.駅Aにて、地下鉄のB駅へ徒歩で移動
4.地下鉄駅Bから駅Cまで地下鉄で移動
5.駅Cから徒歩にてセミナー会場まで移動 この場合、それぞれにかかる時間を算出します。
1.自宅からJRの最寄り駅Aまで徒歩で移動・・・・5分+万が一のために2分追加
2.最寄り駅AからJRで駅Bまで移動・・・・15分+万が一のために5分追加
3.駅Bにて、地下鉄のC駅へ徒歩で移動・・・・6分+万が一のために3分追加
4.地下鉄駅Cから駅Dまで地下鉄で移動・・・・10分+万が一のために4分追加
5.駅Dから徒歩にてセミナー会場まで移動・・・・5分+万が一のために5分追加
これを合算すると、41分+万が一のために19分追加=計60分 となります。
ネットで調べると41分で行けるとなっていても、それぞれに安心、安全のためのバッファーを追加していくことで、計60分かかると見積もりして自宅を出る計画を立てたりします。
スケジュールもこのような形でくみ上げていくことが多いので、他の思考よりもゆっくりした計画に見えることがあります。 しかし、手戻りがないスケジュールであるために、確実に進めることが多いのもこの思考の時間感覚です。 逆に言えば、緑思考が忙しくしている時は、想定外の仕事が大量に溢れている状態になっている可能性が高いので注意しなくてはなりません。
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