オーケーズデリカ株式会社

― 社長が変わると会社が変わる。EG導入で見えた「人を理解する経営」 ―

オーケーズデリカ株式会社

EGを知られたきっかけは、何だったのでしょうか?

同友会の宴席で、ある社長から「杉本さんね、あなたは社員さんのことを分かっているつもりかもしれないけれど、全然分かっていないよ」とズバッと指摘されたんです。
正直ショックでした。「私はこんなにも社員を大事にしているのに!」と。
でも、その社長が続けて「Emergeneticsのセミナーを受けてみるといいよ」と勧めてくださり、
素直に受け止めてすぐに入門セミナーへ申し込みました。
2015〜2016年頃のことです。

導入して最初に取り組まれたことはなんでしょうか?

入門セミナーには最初ひとりで参加しました。そこで「これは自分ひとりが知っていても意味がない」と強く感じ、すぐに幹部5人を連れて再受講したんです。やっぱり一緒に学んでこそ社内に根づくと思いましたから。
その後は全社員にも広げ、共通の言葉で会話できる環境づくりを進めました。

EGを実際に使ってみて、どんな気づきがありましたか?

最初のセミナーで一番衝撃を受けたのは、
「自分が、”よかれ”と思って行っていた言動が、人にとってはストレスになっていた」という事実でした。
私は赤・黄顕性で、行動特性は右寄りです。勢いで「明日までに大体でいいからやっといて!」と指示していたんです。自分では「早い方が親切、詳細を求めないのが親切」と思っていましたが、緑を利き脳とする人にとっては、それは大きなストレスだったと気づきました。
そこでまず事務担当の緑利き脳の社員に「ごめんね」と謝りました。今まで「対応力がない」と決めつけていた自分を深く反省しましたし、彼女から見たら私は“めちゃくちゃな社長”だったと思います。
また、以前は「論理的に詰めてくる青顕性が苦手」で避けていたのですが、EGを通じて「それは彼らの強み」だと理解できるようになりました。それ以来、苦手意識が尊敬に変わり、「なるほど、こういう視点で考えてくれているんだ」と受け止められるようになったんです。
EGは、
「自分の普通が一番」 という思い込みから抜け出し、
相手の立場で考える大切さを教えてくれました。これが私にとって最大のメリットでした。

EGを知った社員の皆さんの反応はいかがでしたか?

ほとんどの社員が「すごく腹落ちした」「面白かった」「わかりやすかった」と前向きな反応をしてくれました。
今では雑談の中でもEGの色や特性の話題が出るようになり、共通言語として日常に浸透しているのを感じます。
「相手のせい」にしないで「特性を踏まえて考える」文化が生まれたのを感じます。

EG導入前、直面していた課題等はありましたか?

当時、私は会社の“裏組”と呼んでいた、会社の不満を言い合うグループの存在に悩まされていました。駐車場で会社の悪口を延々と話している社員たちがいて、当時の私は「この人たちが悪いんだ」と思っていたんです。
けれどもEGを知ったあとに振り返ると、実際は経営側の理解不足だったと気づきました。社員の声に向き合わず、「わかっているつもり」でいただけだったのだと痛感しました。

EG導入後、社内にはどのような変化がありましたか?

一番大きいのは「叱る」という場面が圧倒的に減ったことです。
以前なら「なんでできないの?」と感情的に言ってしまっていたことも、今は「この子は●●な特性の子なのに、伝え方が違ったかな」と考えられるようになりました。社員側も「上司の色」を理解して報告の仕方を工夫するようになり、お互いの誤解が減りました。

EGの効果を実感した、印象に残っている社員さんはいますか?

ある黄色シングルの男性社員がいます。
それまで転職を繰り返していて、どの会社に行っても「変なことばかりする」と言われ、長く続かなかったそうです。けれども当社に入ってからは、もう10年以上勤めてくれています。
本人は「これまで変人扱いされてきたけれど、ここでは自分を認めてもらえた」と話してくれました。EGが社員の“居場所づくり”につながった象徴的な出来事です。
彼はよく「ここは自分を受け入れてくれる会社だ」と言ってくれます。
「他では“そんなことしなくていい”と言われたけれど、ここでは“あなたの力を貸してください”と必要とされた」とも言ってくれました。そんなふうにその方の“らしさ”を活かせる場所になれたことが、本当にうれしかったですね。
EGを通じて、お互いの違いを「ネガティブ」ではなく「個性」として尊重できるようになった。
この社員の姿を見て、あらためてEGの力を実感しました。

幹部・経営陣の間では、EGをどのように活用されていますか?

社長である私は黄赤顕性、そして専務である主人は青黄顕性。
重要視することがあまりにも違って、意見がぶつかることもしょっちゅうでした。
EGを知ってからは、幹部同士でも「どちらが正しいか」ではなく、「お互いの強みをどう活かすか」で話せるようになった。今では専務が青黄らしく論理的に整理し、私は黄赤らしく想いや方向性を言葉にする。それぞれの得意を活かして協力できるようになったことで、社内全体の雰囲気も柔らかくなり、信頼関係がぐっと深まりました。

アソシエイト資格を取って良かったことはありますか?

2018年に、社内講師資格を取得、2025年には社外講師資格も取得しました。
アソシエイト資格を取って本当によかったと思います。
最初は不安でしたが、EGの研修を作ったChrisCoxの研修で「自分らしくやればいい」と背中を押され自信がつきました。
今では社外でもEGを紹介する機会が増え、
「杉本に捕まるとEGを当てられる」と冗談で言われるほど(笑)。
「うちでもやってほしい」と声をかけてもらえることも多くなりました。

エマジェネティクス®(EG)を検討している方へ、伝えたいことはありますか?

一番伝えたいのは「社長が変わらないと意味がない」ということです。社員だけに受けさせても、トップが理解しようとしなければ根づきません。結局のところ、会社は社長の姿勢次第だと思います。
私自身も昔は「社員が悪い」と決めつけていましたが、EGに出会って「自分が分かろうとしていなかった」と気づきました。その努力を社員は必ず見てくれますし、「社長が変わろうとしている」と伝わるだけで関係性は全然違ってきます。
今の時代、地方の中小企業に来てくれるだけでもありがたいこと。せっかく大事な人が入社してくれたなら、次々と人を入れ替えたら良い時代ではなく「どうやったらこの人と分かり合えるか」を考えるべきだと思います。EGはその大きな助けになります。
正直、セミナー費用は安くはないと思います。でも「人間関係に悩んでいない会社は一つもない」。だからこそ、すべての会社が取り入れる価値があると私は思います。

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