「87.5%の離職率」を乗り越えて――
一人ひとりが笑顔で輝く組織へ、エマジェネティックス®(EG)がもたらした変革
株式会社 ジェイ・ポート

エマジェネティックス®(EG)を知ったきっかけと、導入時に直面していた「組織の課題」とは?
2016年、ある経営塾でEGが話題になっていたのが最初の出会いです。当時の弊社は、深刻な課題に直面していました。昭和の「仕事は見て盗め」という職人肌の文化が根強く、教育体制は未整備。結果、せっかく採用し育てた若手社員が、いとも簡単に会社を去っていく。若手離職率はなんと「87.5%」という危機的な状況だったのです。赤顕性(人と人との関係性と感情を重視する特性)の私にとって、それは精神的にも非常に辛い経験でした。社員からの「ちょっとお時間いいですか?」という言葉が、”退職を告げられるのではないか”と本当に怖かった記憶があります。この悪循環を断ち切るため、社内の人間関係の抜本的な改善、風通しの良い組織づくり、そして若手社員の教育・フォローにEGが役に立つのではと思い、全社導入を決断しました。
導入に際し、トップとして感じていた「最大の不安」は何でしたか?
EGは個人の特性が一目で分かる強力なツールであるからこそ、その使い方を誤れば「言い訳」や「決めつけ」につながりかねません。私自身がトップとして、このツールを正しく理解しておかないと、社員に間違ったメッセージを伝えてしまうのではないか、ということが不安でした。
その不安を乗り越え、導入を成功に導いた「決め手」は?
それは、私自身がEGのアソシエイト資格(社内講師資格)を取得したことに尽きます。入門セミナーの受講だけでは、理解したつもりになったり、使い方を誤ったりするリスクがあります。しかし、深く学び、自らが指導者となることで、人に関するストレスが激減し、相手の特性に合わせた関わり方や指導法を工夫できるようになりました。これが、導入への不安を解消する決め手となりました。
EG導入後、社内ではどのような取り組みを展開されていますか?
まず、入社した社員全員がプロファイルを取得することを義務付けています。プロファイルは組織図として社内に掲示し、営業スタッフやオフィス勤務者はプロファイルストラップを着用することで、業務中に互いの特性を意識し、コミュニケーションの円滑化を図っています。また、私を含め社内アソシエイトを4名育成し、プロファイルを「飾って終わり」にせず、短時間の勉強会を2ヶ月おきに開催したり、社員の心理的安全性の確保を目的として、毎月4名にEGカウンセリングを行っています。その他にも、EGに関する悩みや質問に回答したり、部門毎にグループプロファイルを出して上司、部下間でのコミュニケーションの偏りについて等をお伝えしています。今後は、学生向けのインターン等でも活用していきたいと考えています。
EGを活用して、最も気づかされた「EGの真価」とは?
EGは単なるプロファイリングツールではありません。最も重要な価値は、「みんなの『普通』がそれぞれ違うこと(自分の常識が常に正しいわけではないこと)」という共通認識と、青・緑・赤・黄色といった共通言語を社員全員で持てることです。一人ひとりが違うからこそ強みが発揮されるというEGの考え方は、弊社が目指す「心理的安全性の構築」というビジョンに、確実に結びついていると実感しています。
導入後の具体的な「効果」と「成果」を教えてください。
EG導入の最大の成果は、離職率の劇的な改善です。導入前は新卒社員の離職率が「87.5%」と異常な高さでしたが、導入後は62%も低下し、同業界水準の57%に対して約8年で24%程までに落ち着きました。この24%は新卒社員の離職率であり、社員全体での離職率としても2024年が0%、2025年が10%ですので、働きやすい組織文化が醸成されてきていると思います。「相手のことが分からない」ことによるコミュニケーションエラーが激減し、互いを理解し合えるようになった結果、風通しの良い組織へと変貌を遂げました。この変革の背景には、「一人ひとりが笑顔で輝く」というビジョンを掲げ、EGを参考にしながら、社員が輝ける方法を工夫し続けた努力があります。EGなくして、この大幅な離職率の低減はあり得なかったと思います。
社員の特性を活かした、印象的なエピソードはありますか?
黄色顕性の社員の変貌:
EG導入前は「日報を出さない」「決まりを守れない」と、評価が難しい社員でした。しかしEGを知ってから、アイデアが欲しい時に彼の意見を聞いたり、新規事業(0を1にする部分)を任せてみたところ、彼の強みが花開き、今では本部長として活躍してくれています。「できない社員」という評価は、本人の努力などの問題だけではなく、任せ方や関わり方が悪かった結果、「できない社員」に我々がしてしまっていたのかもしれないとEGが気づかせてくれました。
青緑顕性の社員との相乗効果:
私(黄色/赤顕性)とは対照的なプロファイルの青緑顕性の彼も、入社当初は「社長とプロファイルが違うから会社に合わないのでは」と悩んだ時期があったそうです。しかし、特性が違うからこそ、互いを補い合うことができると知りました。現に、私が(黄赤の強みを発揮して)新規顧客の扉を開き、彼が(青緑の強みを活かして)その後の継続的なフォローをしっかり行うという組み合わせで営業をすると、非常に大きな成果が出るのです。EGを通して、社員は皆「キラッと光るもの」を持っている。その輝きを見逃してはいけないのだと学びました。
EGの導入を検討している経営者へ、メッセージをお願いします。
私からは本当に一言だけです。「リスクが少なく、効果が大きいので、ぜひ導入をお勧めします!」



