特性が違うからこそ、最強のチームになれる。EGで実現した「個を活かし、業績を伸ばす」組織づくり
アグロエコリユースファクトリー株式会社

エマジェネティックス®(EG)を知ったきっかけと、導入時に直面していた「組織の課題」とは?
エマジェネティックス®(EG)との出会いは2020年頃です。当時、うちの会社は厳しい状況で、ある経営塾で環境整備など色々なことを学んでいました。その中で、経営者仲間と話している時に飛び交っていた「(EGの)色は何色?」という言葉が気になったのが、EGを知り、興味を持ったきっかけでした。
EGを導入する前は、店長が自分と違う特性の社員に対して「仕事ができない」って決めつけていたり、逆に似た人ばかりが集まってしまって、組織がマンネリ化して業績が伸び悩むという悩みを抱えていました。
今思えば、環境整備と同じように、EGは「社員の個性の見える化」を通じて、今頑張ってくれている社員一人ひとりの持ち味を理解し、組織を整えるのに本当に役立つものだったと思っています。
導入して現在取り組まれていることは?
まず私自身が率先して学び、アソシエイト資格を取りました。今では、役員から一般社員、そして主力のパート・アルバイトさんまで、全社で受講を進めています。具体的には、この3つの取り組みを柱に「EGが当たり前の文化」を作ろうと頑張っています。
①プロファイルの掲示: 休憩室に全員のプロファイルを掲示し、お互いの特性をいつでも確認できる環境を整備しています。
②定期的な学びの場: 年3回の社内セミナーを開催し、全社員が最低でも年1回は参加することで、知識のブラッシュアップを継続的に行っています。
③他の診断ツールとの併用: EGは、思考や行動の「好みや傾向」、そして「相手に伝わりやすいコミュニケーションの取り方」を理解するツールであって、能力や相性を測るものではないため、”マルコポーロ”や”ミルメ”など、社員の能力や組み合わせの相性を診断できる他ツールと複合的に活用することで、多角的な視点から人材配置を行い、「適材適所」を実現しています。
活用してみて気づいたことは?
最も大きな気づきは、「WEチーム(Whole Emergenetics Team)」、すなわち全特性を組み合わせたチームづくりの大切さです。以前は、仕事がうまくいかない原因を「本人の能力不足」と決めつけてしまう傾向がありました。しかし、EGを学んだおかげで、その原因が能力ではなく、単なる「特性の違い」や「チームの組み合わせ」の問題だったんだ!と、納得感を持って理解できるようになりました。相手への理解が進んだことで、私自身のストレスも減り、経営者としての「人との向き合い方」が根本的に変わったと感じています。
導入後は、社内にどのような変化がありましたか?
導入後の社内変化として、最も大きかったのは「特性の違いを認め合うことで離職率が低下した」こと、そして「適材適所の人事異動により業績が向上した」ことです。具体的な数値・定性的な変化として、以下の効果を実感しています。
①退職が減り、人が集まるように: 特にパート・アルバイトさんの離職が減り、学生バイトの応募が増えるなど、店舗内の人間関係が明らかに良くなりました。
②組織の活性化とマンネリ打破:異なる特性を持つメンバーを意識的に組み合わせることで、組織全体に活気が生まれました。
③みんなの笑顔が増加:EG導入前と比較して、社員の笑顔が増えたほか、経営計画発表会での社員を表彰する表彰状の数が格段に増加しました。
印象的なエピソードを教えてください。
ある店舗での人事異動の事例が特に印象的ですね。当時、ある店長がパート・アルバイトさんと頻繁にトラブルを起こしていました。深く掘り下げてEGの特性から分析してみたところ、店長は「思いついたアイデアを現場で実行したい」と考えることが多い黄色顕性である一方、「効率的な業務の組み立てや、その方法を考えること」が苦手な青潜性であることが分かりました。このため、パート・アルバイトさんに対し”無理や無駄の多い依頼”をしていたことが、トラブルの根本原因ではないかと推測しました。
そこで、試しに「青(分析型)」顕性の社員を店長を補佐するポジションに異動させてみたんです。
結果として、青顕性の社員が論理的・合理的に業務を整理したことで、店長のアイデアや意図がパートアルバイトさんに無理なく、正確に伝わるようになりました。個々の能力は変わっていないにも関わらず、チームとして機能し始め、店長自身もEGの学びを通じて、”他者の意見を受け入れ、部下に頼れるように”変化しました。この店舗はその後、過去最高売上を更新するに至りました。立地や商品は変わらなくても、そこで働く人々の人間関係が変わることで、業績が大きく変わるという好事例だったと思っています。
EG導入から定着まで苦労したことは?
導入当初は、「占いみたいなものでしょ?」「自分の色を公開したくない」といった意見が出たり、「この色が利きだから良い/悪い」という偏見によるトラブルが一部の社員から発生したりしていました。
しかし、私がアソシエイト資格を取得し、朝礼や勉強会で粘り強くEGの本質を伝え続けた結果、社員たちはEGの診断結果が自分たちの特徴と驚くほど一致していること、そして、相手に対してネガティブな感情を抱いてしまう原因にはEGの特性の違いが影響していることに気づき始めました。
今では、店舗内でもEGを用いた会話が自然に交わされるようになり、EGは共通言語、共通認識として社内に完全に定着しつつあります。
これからは、特性が違うこと、普通が違うということに「気づいている」、「知っている」だけで満足せず、いかに「違いを活用して成果につなげていくか」が次の課題だと考えています。
EGの導入を検討している経営者へ、メッセージをお願いします。
EGは、単なるコミュニケーションツールとして終わらせたらもったいないです。リーダーが「人の特性を理解しない(無知である)」ことで、せっかくの優秀な人材を活かせなかったり、最悪の場合、潰してしまったりするリスクがあります。
EGを導入し、人への理解を深めることは、社員の人生を豊かにするだけでなく、組織の競争力を高めるための戦略的な投資となります。まずはリーダー自身が、社員の可能性を最大限に引き出すために学ぶことから始めてみてください!


