エマジェネティックス®とは

エマジェネティックス®とは、脳神経科学をベースに発展した脳神経心理学の分野において、統計学を駆使して作り上げられた心理測定(プロファイリング)ツールです。

人の行動と思考の特性を数字と色で見える化

21世紀になって急速に発展した脳神経科学で得られた知見をもとに、社会心理学の考え方から人間が重視する思考ととりがちな行動のスタイルを数値化し、プロファイルとして表現します。

人間が社会生活を営む動物である以上、他人とのコミュニケーションが必要となります。ところが、2人以上の人間がいると、次のような気持ちを抱くことがあります。

  • 「あの人とは話が合う(合わない)」
  • 「あの人と一緒に居ると心地よい(悪い)」
  • 「あの人は常識がない(常識的)」
  • 「あの人は変わっている(普通)」
  • 「なんだか嫌い(好き)」

エマジェネティックス®はなぜ、そのように感じるのかを科学的に明らかにし、プロファイルとして数字と色を用いて表現します。

エマジェネティックスプロファイルでこんなことがわかる

エマジェネティックス®プロファイルを使うことによって、その人が何を重視して思考することが多いのか、他人からどんな風に見える行動を取りがちなのか、好みのスタイルが明らかになり、自分の普通と他人の普通が異なることがわかります。

  • 自分の強みがわかります
  • 自分が注意すべき点がわかります
  • 自分がどんな働き方をすれば、あるいは、どんな環境であれば最も力を発揮できるのかがわかります。
  • 相手のプロファイルに基づき、どのようにコミュニケーションをとれば意図が伝わるのかがわかります
  • 同僚・上司・部下とのコミュニケーションをスムースで確実に行う方法がわかります
  • 最高のパフォーマンスを発揮するチームの作り方がわかります

なぜ、話が通じないのか?

エマジェネティックス®を理解すると、コミュニケーション能力というものは存在するわけではなく、好みのコミュニケーションスタイルが違うために、話が伝わらなかったり、誤解を生んでしまっていることがわかります。

エマジェネティックス®で明らかになった自分とは「普通」が異なる人(プロファイルが似ていない人)と会話をすると、ネガティブな印象を抱きがちであり、似ている人と会話をするとポジティブな印象を抱きがちであるのです。

このように、プロファイルを見れば、その人が重視する思考と取りがちな行動のスタイル、嗜好が明らかになるので、どのようなコミュニケーションの取り方をすれば、よりスムースで確実に心地よく伝わるのかがわかります。

そのため、組織全体でその組織に属するメンバー全員のエマジェネティックスプロファイル®を共有し、互いに理解することができれば、組織内のコミュニケーションが劇的によくなり、ストレスが劇的に減少し、生産性が向上するのです。

エマジェネティックス®が理解できれば、どんな人も「良かれと思って」行動していながら、それが伝わっていないだけであることがわかります。

昨今、ダイバーシティ(多様性)経営という言葉を良く聞きますが、普通の違いを理解し、その違いを受け容れ、尊敬し、活用することが強い組織を生むのです。

エマジェネティックスを導入するには?

エマジェネティックス®はプロファイルの取得だけでは、正しい理解をすることができず、誤解を生むことが多く発生してしまいます。

エマジェネティックス®プロファイルは非常にパワフルなツールであるため、ただしく使わなかった場合の弊害も非常に大きく、場合によっては組織内の信頼関係を破壊してしまうことさえ有り得ます。

そのため、エマジェネティックス®を使って成果を出したいのであれば、エマジェネティックス®を理解するための研修を受講することが前提となります。

エマジェネティックス®研修では、「普通」に違いがあることやプロファイルの読み方を理解することができます。また、その違いがあることこそが、多様性を生み出し、強い組織になることがわかります。

また、座学で学ぶ研修ではなく、様々な体験を通じて理解し、記憶を定着できるプログラムとなっています。

エマジェネティックス研修の特徴

エマジェネティックス研修は、体験型ワークショップで、誰もが「楽しい」「ためになる」「わかった」と感じていただけます。

参考:エマジェネティックス研修の種類